1次試験の勉強方法

 当初は、FP1級の試験を甘く考えていて、きんざいの1級FP技能士受検対策講座4カ月コースを受講してから受験しましたが不合格で、その次はきんざいの過去問題集を勉強して数回受験をした結果も不合格で、いずれも100点から110点の間の点数でした。

 

 その経験を踏まえて、FP技能士1級学科精選問題&模擬問題〈’12‐13年版〉を使用し、基礎編25%、応用編75%の勉強割合で基礎編50点(マークシート式での自己採点した結果)、応用編83点で133点での合格でした。

 

 基礎編では頻出問題を確実に押さえれば50点は可能ですし、応用編は数パターンしか出題されないので慣れれば70点ぐらいの得点は可能ですので、合計で120点の合格ラインを満たせます。他は特に参考書とかは使用せず、疑問点はネットで検索して解決しました。

 

 学習時間は7月にこの本が発売になってから開始して、9月の受験まで毎日1時間程度、休日は3時間程度勉強しました。平日は夜の9時か10時には寝て朝は4時か5時に起きて勉強しました。寝る前も勉強しますが、疲れているので短時間で睡魔が遅いすぐ寝れてしまいます。

 学習時間がなかなか取れない場合は朝活型に変えることをお勧めします。

 

2次の実技試験の勉強法

 右の写真にあるのが、実技試験で実際に使用した書籍です。1次試験で133点、2次試験で134点と余裕を持っての合格でした。

 2次試験に関する本は本当に少なくFP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集―面接試験徹底攻略ぐらいしかありません。

 2012年9月に1次試験が終了後には2次試験の勉強をスタートさせ、上記の参考書及び直近の過去問題を勉強しましたが、問題の内容が多岐にわたっているので調べるのに大変時間もかかり苦労しました。

 

 2次試験をひととおり終えた時点で、その内容を学習マップに落とし込むことを思いつきました。頭の中に学習内容がしっかりとインプットされていたので、スムーズに作成することができました。作成した学習マップをイメージして問題を解くと、インプットした内容が学習マップには関連付て描かれているので次々と思い出すことができ、楽々と解答できるようになりました。

 

 人間の記憶力は若い時は高いので、何の関連もない単語等も簡単に記憶できますが、年齢とともにそのような記憶力は低下してきます。しかし、その一方で色々な人生経験を積むことで、物事に関連付て覚える能力は高まってきます。また、フォトリーディングで注目されているように物事を画像で記憶する能力、もしくは図解して理解する能力を活用できるのが学習マップと言えます。

 

学習マップ勉強法(イメージラーニングシステム)

(1)学習マップのメリット

 学習マップを利用して勉強すると、勉強内容の概略を一覧できるので、全体像を理解して勉強し、個々の内容どのように関連しているかが一目で分かるので記憶に定着しやすく理解度が高まります。

 

  つまり画像のイメージにより記憶力が強化されます。そのため短時間でFP1級実技試験の合格に必要な全ての内容が漏れなくダブりなく学べます。

 

 実技試験の合格率は7割から8割と高いのでですが、甘くみるのは危険です。受験者は合格率1割弱の難関の1次試験合格者でさえ不合格になることもあります。試験官は模範解答を元に色々な質問してきて、最終的にはあなたはどのようなアドバイスをしますがという質問が必ずあります。

 

  そのため、問題文を読む15分間の間で自分なりの解答を組み立てるには、学習マップをイメージして取り組めば、超速で可能となります。

 

  コンサルティング能力を試されるのに、この学習マップを頭の中にイメージをしていれば、たとえ自分の解答と試験が持っている模範解答と違っていても修正して対応することが可能です。

 

 この学習マップはFPマニュアルのような活用も可能で、実際にコンサルをするときにもこの学習マップをイメージすればスムーズなアドバイスも可能となります。

 

 この学習マップはiMindMapを使用して作成しております。プリントアウトをして使用する以外にも、自分なりにレイアウトの変更も可能ですので、法令等の改正があった時にも変更をして対応していくことができます。

 

  私自身、この学習マップを作成するのに相当な勉強をして、初めて作成できましたが、ご購入された方はこの学習マップのツリー状の項目の流れに沿って学習を進めていけば、漏れなくダブリなく効率良く学べ超速で合格脳が獲得できます。

 

  また、学習マップに入力した項目の箇条書きノート機能もあり、これだけでも学習項目が一覧でき参考になりますが、あくまでも学習マップのメリットはツリーの形を記憶することで、覚えるべき項目や内容が楽に思い出すことができる。つまり、学習マップにより記憶力をアップさせる効果があります。

iMindMap Basic

(2)FP1級実技試験での学習マップ勉強法

 実技試験の勉強に必要なのは、「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集」と私が作成した学習マップがあれば十分です。

 

 学習マップにサービスでお付けしている用語解説は、図や表を使った解説が中心ですので、一目みれば理解でき大変わかりやすい内容となっており、用語をチェックしながら学習マップをイメージして、ツリーのどの位置にその用語があるかも意識することで記憶の定着化がはかれます。

 

 下記に内容の一部を示したように、複雑な定期借地権の内容も表にすることで、全体像のイメージを把握できることで理解が可能となり、文章を読むだけでは理解が難しい内容も超速で理解できます。

 

  つまり、この問題集1冊と学習マップ(不動産)・学習マップ(相続・事業承継)とその用語解説書(全168ページ)を使用して勉強すれば超速で合格できます。

学習マップ(不動産)用語解説より(出典元:国土交通省HP)
学習マップ(不動産)用語解説より(出典元:国土交通省HP)

学習マップ勉強法(イメージラーニングシステム)をさらに進化させました。

 上記で説明しております「学習マップ」とサービスで提供させていただいております、「用語解説」をリンクさせました。

 今までの勉強法は「学習マップ」の用語を「用語解説」を参照しながらするものでしたが、今回、「学習マップ」の語句をクリックするとその内容が説明されている「用語解説」の部分に飛ぶようにリンクさせました。

 「用語解説」自体がそれぞれ「不動産」、「相続・事業承継」の両方で168ページもあり探すのに時間がかかっていましたが、語句と用語解説をリンクさせたことでサクサクと勉強がはかどるようになりました。

 今までよりも、さらに短期間での合格が可能になりましたので、是非ご利用下さい。

学習マップを使った効率的な勉強方法とは

 『6色蛍光ペンでわかる経済―「思考パターン別・塗り分け勉強法」で経済・ニュースを理解する』を出版された石川秀樹先生は、日常会話で実感に訴える講義がわかりやすいと絶大な支持を得て、その講義を書籍化した著書「試験攻略 経済学入門塾」シリーズは経済学のテキストとしては異例の20万部を超えるベストセラー。MBAでもビジネスのケースを素材にした講義が大人気を誇っておられます。

 

 その本の中で、効率的な勉強法について、勉強時間と作業時間を分けて考える、つまり勉強時間の中にある作業時間を削ることで効率的な勉強が可能になるとあります。
 作業時間の代表的なものは、サブノートの作成及び単語帳の作成を上げておられます。
 

  暗記をするのに書くことは大事だが、暗記は理解した上で試験の直前にするものであって、書いて覚えることは初期の段階ですべきことでは無く、最初は全体像を理解することが大事だとあります。
 

  サブノート作りは非常に時間がかかるものですが、もし1日や2日で作成できるなら作成しても構わないが、何ヶ月もかかるような作業で効果がなければ時間のロスが莫大なものになってしまうとあります。
 

  テキストを自分に理解しやすい言葉で表現したサブノートは理解の難しい言葉で書かれたテキストより重宝しますが、自分で作るわけなので間違いが多いのとテキスト以上に正確なものはできないとあります。また、作成したことによる達成感が得られて勉強をした気分になってしまうとあります。
 

  そこで著者はテキストへの書き込みを推奨しておられます。定義-ピンク、仮定-水色、分析-黄色、結論-オレンジ、長所-緑、短所・問題点-紫のマーカーをテキストへ塗り分けるだけで、サブノート不要と提唱しておられます。
 

  ここでFP1級実技試験の効率的な勉強方法を考えた場合、これ1冊で十分といったテキストというものが存在しません。そこで私がお薦めするのが、私の作成した学習マップの利用で、サブノート及びテキストに近い性質をもっています。
 

  FP1級実技試験の受験者にとっては、サブノートを作成する時間の節約になると同時に、テキストも手に入れられる、とも言えるのではないでしょうか。