「マインドマップとは、脳と学習の世界的な権威であるトニー・ブザン氏が考案した思考技術。マインドマップを使って勉強すれば、「記憶力」「理解力」「集中力」「創造的思考力」「問題解決力」など、さまざまな能力を高めることができます。ビル・ゲイツ、アル・ゴアをはじめとするグローバルリーダーが活用していることでも有名です。」(出典元ー「マインドマップ資格勉強法」ディスカヴァー・トゥエンティワン)
学習マップはマインドマップを応用したもので、参考書の内容を学習マップにすることで「記憶力」「理解力」「問題解決力」が強化されます。私は、実技試験の勉強を十分に積んだ上で、試験の内容に合わせて学習マップ(不動産)と学習マップ(相続・事業承継)の2つの学習マップを作成しました。
この学習マップを教材とし使用している、中小企業診断士通勤講座では短期間で合格を目指すためには、学習マップを使って勉強することで記憶力をアップさせることが重要と説明されています。
実技試験は2つの試験問題があり、それぞれ15分で読み込み、その後試験官と12分の面接試験があります。
(4)学習マップのメリット
試験官はその問題に対する模範解答を元に質問をしてくるので、15分間に問題を読み込み、分析し自分なりの解答をある程度構築して置くことが重要です。
その時に、学習マップが頭にインプットしてあれば、問題文で問われている問題点を解決するための方策・提案を容易に構築できます。
また、試験官は誤った回答をしたときに確認をしてくることが多いので、その際に修正が必要となったときにもスムーズな対応をすることが可能となります。
また、学習マップをインプットしていれば、自分の回答が違っていて試験官が確認をしてきたら、その時に学習マップを思い浮かべれば他の選択肢での回答を素早く見つ出すことが可能となります。
具体的には、上記に紹介した書籍全てを利用しながら、過去問題を解く勉強を重ねて、初めて実技試験問題に対応した学習マップ化が可能となりました。
勉強直後の状態では頭の中は整理されていない状態でしたが、膨大な情報量を頭の中にインプットしたので、相当な時間がかかりましたが、こうゆう状態になれて初めて試験問題のテーマである不動産及び相続・事業承継の内容を分類・整理し、MECEを満たした学習マップを作成することができました。
MECEとはMutually Exclusive(相互に排他的で)Collectively Exhaustive(全体としても漏れがない)というロジカルシンキングのフレームワークのひとつで、基本的には「漏れもなくダブリもない」集合の概念ですが、ビジネスにおける問題把握、問題解決する上で、テーマを効率的に、論理的に考える思考法に使われています。
私は学習マップの作成ソフトである無償版のiMindMapの基本的な操作方法を習熟していたので、自分の学習した内容を「不動産」と「相続・事業承継」と2つの学習マップをこのソフトを使って作成しました。
この学習マップを使った資格取得勉強法の最大の欠点は学習マップを作成するのに時間がかかることですが、既に私が作成してた学習マップを利用すれば大幅に勉強時間を短縮することが可能となります。
この学習マップを最初から頭の中にイメージをしてFP1級実技試験の勉強をすれば、短時間で合格脳が形成され短時間で効率良く合格できることと思われます。つまり、学習マップの項目を順番に勉強していくことで漏れなくダブりなく効率的に出題範囲を学習できます。
「学習マップ」の用語をクリックするとその内容が説明されている「用語解説」のページへ飛ぶようにリンクしているので、瞬時にその用語の意味を理解できるようになっています。。
この学習マップは無償版のiMindMapを利用していますので、プリントアウトをして使用できますが、ご自身で内容を追加する等カスタマイズが可能です。例えば自分の弱点である項目に要注意マークを挿入しておくと、一目で自分の弱点を把握できるので、そこを重点に勉強をすれば弱点の克服が効率良くできて得点力アップができます。
FP1級実技試験を合格するには問題文を15分で読んで自分なりの解答を組みた立てから、面接を受けるのがポイントです。そのためには、この学習マップを頭の中にインプットしていれば解答が容易に見つかりますし、たとえ自分の解答が間違っていても面接官から助け舟が出された時にも軌道修正が可能です。
この学習マップ(不動産)と学習マップ(相続・事業承継)を利用して超速で合格されることをお勧めします。
FP1級研究会では学習マップを使った勉強法をイメージラーニングシステムと呼んでいます。
前項にも書きましたが、私がお薦めしている学習マップ勉強法のヒントとなった本であります「マインドマップ資格試験勉強法」の著者が7日間でマスターできるDVDを発売されておられます。
私はこのDVDを購入してはおりませんが、このDVDの紹介文は大変参考になります。
下記のサイトにアクセスしてみれば、学習マップの良さがご理解いただけると思います。
マインドマップ資格試験勉強法(マインドマップを活用した勉強法を7日間でマスター)
学習マップとは試験に合格するために作成したマインドマップです。つまり「マインドマップ資格試験勉強法」の本の中でマインドマップの作成方法を紹介してあり、それはテキスト(教科書)の目次から作成するようにとあります。
しかしながら、FP1級実技試験のテキスト(教科書)は販売されておりません。そのため勉強の中心は過去問を解くことが中心となります。過去問の解説書が1冊だけ出版されていて「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集ー面接試験徹底攻略」がありますが、2009年12月の出版なので、法令等の改正に対応できておりません。
そのため、勉強しながら最新の法令等もチェックをしながら理解しなければなりませんでした。ひととおりこの本を勉強し終わってから、過去3年間の過去問題の傾向を分析しながら勉強しました。
使用した参考書は「個人の税金ガイドブック」、「法人の税金ガイドブック」、「金融商品ガイドブック」、「ファイナンシャルプランニング ポケットブック」、「FP技能検定教本1級〈4分冊〉相続・事業承継」、「FP技能検定教本1級〈6分冊〉不動産」、「FPマニュアル」の7冊にもなりました。
その他には、「KINZAIファイナンシャル・プラン(2009年9・10月号):特別企画 合格者はこう答えた!FP1級実技試験再現問答(前編・後編)」を勉強しました。
ひととおり勉強し終えた時点で、頭の中を整理するのに、マインドマップを作成しましたが、まさにこれがテキスト(教科書)の目次から作成されたマインドマップになっていました。
私の頭の中にFP1級実技試験の教科書ができていたといえます。
このマインドマップ(学習マップ)とその詳細用語解説書があれば、参考書は「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集ー面接試験徹底攻略」の1冊と、直近の過去問(金融財政事情研究会のHPよりダウンロード可能)で間に合います。
また、学習マップと詳細用語解説書はリンクしていますので、もし、学習マップ内の用語が分からなければ、その用語をクリックするだけで、詳細用語解説書で説明さsれているページへ飛ぶますので、瞬時に内容を理解することができます。
マインドマップ(学習マップ)を作成するのに時間がかかると前項で申し上げましたが、FP1級実技試験向けのテキスト(教科書)が元々ありませんので、このマインドマップ(学習マップ)の存在は受験者にとって朗報ではないでしょうか。